鏡を見て「あれ、なんだか老けた……?」と感じたこと、ありませんか?肌のハリがなくなった、シワが目立つ、たるみが気になる――スキンケアやコラーゲンサプリを見直す前に、実は見落とされがちな原因があります。それが「タンパク質不足」です。
体は「命に関わらない部分」から栄養を後回しにします
タンパク質は、筋肉や内臓、血液など、生命維持に直結する部分から優先的に使われていく栄養素です。肌や髪、爪といった部位は、体にとって「命に関わらない部分」と見なされやすく、タンパク質が不足すると真っ先に栄養が後回しにされる傾向があります。つまり、体感としては「特に不調はない」と感じていても、肌や髪には先にタンパク質不足の影響が出ている、ということが起こり得ます。
肌のハリを支えるコラーゲンも、実はタンパク質です
肌のハリや弾力を保つ「コラーゲン」は、全タンパク質の約30%を占めるとされる、体の主要なタンパク質のひとつです。真皮層に網目状に存在するコラーゲンと、その隙間を支える「エラスチン」というタンパク質が、肌の弾力の土台になっています。タンパク質そのものが不足すると、この土台であるコラーゲンやエラスチンの合成が滞り、シワやたるみ、くすみとして現れやすくなります。
コラーゲンだけ摂っても、実は不十分です
「肌のために」とコラーゲンサプリやコラーゲン鍋を意識している方も多いと思いますが、コラーゲンの生成にはタンパク質に加えて、ビタミンCや鉄も材料として必要です。コラーゲンだけを単独で摂取するよりも、日々の食事でタンパク質全体をバランスよく摂ることの方が、肌のハリを保つうえでは重要とされています。当ブログで以前取り上げた鉄分不足も、実はこのコラーゲン生成の観点で肌に影響している可能性がある、というのは意外と知られていないポイントです。
「老け顔=タンパク質不足」と決めつけないでください
ここで大事な注意点があります。肌の老化には、紫外線によるダメージ、睡眠不足、加齢に伴うホルモンバランスの変化、乾燥など、さまざまな要因が複合的に関わっています。「肌にハリがない=タンパク質不足」と単純に決めつけるのは早計です。タンパク質はあくまで肌の材料のひとつであり、これだけを意識すれば老化を防げるというものではありません。
今日からできる工夫
肉、魚、卵、大豆製品、乳製品など、タンパク質を含む食品を毎食バランスよく取り入れることが基本です。特定の食品に偏らず、動物性・植物性のタンパク質を組み合わせることが望ましいとされています。食事だけで必要量を摂るのが難しいと感じる場合は、プロテインを取り入れるのもひとつの方法です。
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まとめ
肌のハリの低下は、加齢や紫外線だけでなく、タンパク質不足も一因となっている場合があります。体は肌や髪への栄養供給を後回しにしやすいという仕組みを知っておくと、日々の食事を見直すきっかけになるはずです。コラーゲン単体ではなく、タンパク質全体をバランスよく摂ることを意識してみてください。
出典:厚生労働省 e-ヘルスネット「コラーゲン」、厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」策定検討会報告書

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